津曲学園がこの鹿児島に誕生したのは1923(大正12)年。 創立者である津曲貞助の母、早子が自宅の近くにあった県立第一高等女学校の入試合格発表の朝、 志を果たせなかった少女たちが泣きながら門前を通る姿を見て、 「勉学の意欲がありながら学ぶ場のない子女のための学校創設を」と息子の貞助に懇願したことが、そのきっかけとなりました。
こうして設立された津曲学園は、2023(令和5)年に創立100 周年を迎えました。
現在、鹿児島国際大学、鹿児島国際大学大学院、鹿児島高等学校、
鹿児島修学館中学校・高等学校、鹿児島幼稚園を擁し、
これまで約15万人の卒業生が県内外の大学・企業に進学・就職するなど、
長年にわたって地域の最前線で活躍する人材を輩出してきています。
それは、本学園が「学園として提供できる個性ある教育とは」「未来が求める人材とは」を常に考え、 変えるべきものと変えてはならないものを熟思するとともに、地域社会を支える将来世代を教育を通して育てることにより、 地域の未来をも創っていくという高い志を持ちながら、これまで歩み続けてきたからにほかなりません。
産業構造や消費活動、デジタル技術、さらにはライフスタイルや人々の価値観さえも、 過去に例のない速さで変わりつつある今、こうした変化をチャンスととらえ、 意識改革、発想の転換を図りながら、環境変化にスピード感をもって対応していく人材が求められています。
本学園はこれからも「スチューデント・ファースト」をモットーに、 全教職員が一体となって、学生・生徒・園児のために何ができるかを常に一番に考え、 一人ひとりの課題に親身になって向き合い、 その成長にしっかりと寄り添い、 夢や希望、目標の実現に向けて全力で支えてまいります。